平岸ペットクリニック岩見沢院 ドクター日記


平岸ペットクリニック岩見沢院のドクター日記です。


高齢期の一歩手前の獣医学

高齢のワンちゃんネコちゃんは具合悪くなる前に

先日タイトルのセミナーがありました。私は出席できませんでしたが、出席された先生から内容をお聞きしました。
『犬猫の高齢には明確な基準はないが、体の臓器機能の能力が低下や環境変化に対して対応能力の低下が認められた時期から始まっていて、おおよそ犬は7歳以上猫は8歳以上である。動物の老化のサインに飼い主が気づくのは明らかに悪くなってからなので、症状がでる前に発見する事が重要』とのことでした。

 確かに動物たちが見た目元気で食欲があれば、動物病院に健康診断で来院される方が少ないのが現状です。
 以前からフィラリア予防の採血のときに、血液の一部を検査センターに送って肝臓や腎臓等のもうすこし詳しい血液検査を実施しており、かなりの方がこの機会に検査されております。

 血液検査の結果が良ければ健康というわけではありませんが、少なくとも検査の数値は正常範囲内でおさまってほしいものです。また飼い主の方も結果が良くてもその後のワンちゃんネコちゃんの体調管理や食餌に気をつけてくださるようになってきています。

ヒトも動物も高齢化の時代です。病気を早期に発見したり、日常生活や食餌を見直すことで、ワンちゃんネコちゃんといつまでも健康で快適な生活を過ごしていただきたいと思っております。
特に6歳以上の方は是非この機会に血液検査や健康診察を受けてみませんか。

[ 更新:2015-03-13 ]

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